さて、犬派から犬猫派に転じたきっかけというものがありまして、
結果、猫を飼うために引越しまでしたわけですが、
話は3~4年ほど前にさかのぼります。
きっかけは、一匹の野良猫との出会いでした。
3月ころだったと思います。
実家に帰省した際、「野良猫が遊びにくるようになった」という話を母から聞かされました。
前の年の年末に、10年以上飼っていた柴犬が亡くなり、
余ったドッグフードを鳥にでもあげようと、
母が外に出しておいたそうです。
そしたら、猫が食べに来たっていう。
今ではすっかり慣れて、(主に母に)甘えるようになりましたが、
当時はごはんは食べにくるけれど、いっこうに懐かない猫でした。
人の姿を見ると、ダッシュして逃げていきます。
で、いなくなったのを見計らってまた来る。
それを何回も、何日も繰り返していくうち、
家に上がるようになり、使わなくなった弟のベッドの上で寝るようになり、
母に抱かれてうっとりするようになったのです。
気がつくと、ノラネ子さんはめでたく実家のイエネ子さんになりました。
寝たいときに寝て、遊びたいときに遊び、食べたいときに食べ、
甘えたいときに甘え、嫌なときはツンとして媚を売らず、
そんな自由気ままな猫の魅力にいつしかはまっていったのです……。
かわいげがないところがまたかわいい……
って、この気持ち、多分猫好きな方ならわかってくださるはず。
「ぼくの話じゃニャいの?」
君の話は、また今度。
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